東海地方を襲った20日の豪雨。名古屋市では堤防から水があふれ、周辺の建物に流れ込んだ。「助けて」。屋上に逃れた住民らは消防隊員の救助を求め叫んでいた。
名古屋市守山区の庄内川沿いの解体工場で働いていた男性(38)が異変に気付いたのは20日正午ごろ。川の水はどこからともなく工場内に流れ込み、増水を続けた。午後1時すぎ、約10人の作業員らは慌てて避難。解体中の自動車はほとんど水に漬かった。
数十メートル離れた段ボール製造会社「日本パッケージ」では数十人の作業員が屋上に取り残され、救助を待ち続けた。
近くで工場を経営する長江孝司さん(67)は20日夕、「今までこんな水の量は見たことがない。膝まで水が来ている」と驚いていた。
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