2012年3月30日金曜日

刑事の銃暴発で25歳日本人女性負傷 NY旅行中、弾が床貫通

米ニューヨークの大衆紙デーリー・ニューズ(電子版)によると、ニューヨーク・ブルックリンのアパートで29日早朝(日本時間同日夜)、麻薬捜査のため訪れた私服刑事の銃が暴発。弾が床を突き破り、階下で寝ていた日本人女性旅行者(25)の腕に当たった。警察の話として報じた。
 女性は軽傷とみられ、病院で手当てを受けた。名前などは明らかにされていない。ニューヨークの日本総領事館も事実を確認した。
 ニューヨーク・ポスト紙(同)によると、女性は日本から訪れ、アパート2階の友人宅に滞在していた。警察は天井の破片が腕に当たった可能性も指摘した。
 刑事が3階にある容疑者の男の家に踏み込んだところ、男が抵抗し銃が暴発したという。男は一緒にいた女と共に拘束された。
 ブルックリンは日本人旅行者の滞在先として人気がある。(共同)

2012年3月23日金曜日

イージス艦3隻展開 首都防衛で日本海にも 迎撃態勢全容

北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星」打ち上げ予告を受け、防衛省が検討している迎撃態勢の全容が22日、分かった。海上自衛隊のイージス艦を飛行計画ルートに近い沖縄近海に2隻を展開させるのに加え、日本海にも1隻を配置する。日本海への展開は、ミサイルが予定軌道を外れるなど不測の事態が起きた際、首都圏を防護するためだ。
 弾道ミサイルを迎撃するミサイル防衛(MD)システムでは、イージス艦搭載の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)と地対空誘導弾パトリオット(PAC3)による2段構えの迎撃となる。海自のSM3搭載イージス艦は4隻あり、うち3隻を投入する。
 北朝鮮は国際海事機関(IMO)に、「衛星」の1段目は韓国南部・全羅道西方沖、2段目はフィリピン・ルソン島東方沖に落下すると通報しており、沖縄本島の西方と先島諸島の上空を通過する見込み。不具合でミサイル本体や部品が落下するのに備え、イージス艦を沖縄本島付近に1隻、先島諸島の南方に1隻を配置する。
 日本海では、北朝鮮北西部の「西海衛星発射場」と東京を結ぶ福井・京都の北方海域に展開。首都圏を中心とした本州を防護対象に加え、国民に安心感を与える狙いもある。
 一方、PAC3は石垣島と沖縄本島に展開させる。
 田中直紀防衛相は22日、弾道ミサイルに対する「破壊措置命令」を月内にも出す方向で調整に入った。

2012年3月20日火曜日

スタバがジュースに参入 米シアトル近郊に1号店



米コーヒーチェーン大手スターバックスが19日、従来のコーヒー店とは違う新ブランドのジュース店「エボリューション・フレッシュ」の1号店を本社のある米ワシントン州シアトル近郊にオープンした。
 同社はジュース業界の市場規模を34億ドル(約2800億円)とみており、今後店舗を展開することで販売を伸ばす考え。同社は「ジュース業界は今後も伸びることが予想される。革新的で健康志向の商品を提供していきたい」としている。
 1号店は新鮮な果物や野菜を組み合わせた手作りのジュースやシャーベット状の飲み物「スムージー」などが売り物。サラダやサンドイッチなどの食べ物も提供するという。
 同社は昨年11月、ジュース製造企業を3千万ドルで買収していた。(共同)

2012年3月15日木曜日

中国人船長を強制起訴 公判は困難か 尖閣漁船衝突事件

沖縄県・尖閣諸島付近の中国漁船衝突事件で、検察官役の指定弁護士が15日、海上保安庁の巡視船「みずき」に衝突したとする公務執行妨害などの罪について、那覇検察審査会が起訴すべきと議決した●(=擔のつくり)其雄船長(42)を強制起訴した。午後に指定弁護士が記者会見する。  裁判所が起訴状を船長に送るが、起訴状が2カ月以内に送達されなければ起訴は効力を失い、公訴棄却となる。船長は釈放されて既に帰国しており、公判を開くのは困難とみられる。
 那覇地検は船長を2度にわたり不起訴処分にしたが、那覇検察審査会が昨年7月21日「船長の行為は人命を危険にさらす無謀なものだ」として起訴すべきと議決。那覇地裁が指定弁護士2人を検察官役に指定した。

2012年3月1日木曜日

「卵はこちら」客先導するスマートなショッピングカート


1月にラスベガスで開催された『Consumer Electronics Show(CES)』では、電動スケートボード『Board of Awesomeness』が話題になった(日本語版記事)。韓国Samsung社のタブレットと米Microsoft社の『Kinect』を搭載し、手のジェスチャーや声の命令で操作できるスケートボードで、モバイルアプリ・メーカーである米Chaotic Moon社のラボ、Chaotic Moon Labsが開発したものだ。
 しかしこのスケートボードは、実はChaotic Moon Labsによる別のプロジェクト『Smarter Cart』のプロトタイプにすぎなかった。買い物の様相を変えてしまうかもしれない、野心的なカートだ。
 GeekWireが最初に報じたように、2月27日(米国時間)にはワシントン州レッドモンドにあるMicrosoft社の本社で、Smarter Cartのデモが行われた[文末に動画を掲載]。
 Chaotic Moon Labsの開発チームは3週間前、[オーガニック食料雑貨店のチェーンである]米Whole Foods Market社の許可を得て、テキサス州オースティンにある同社店舗のひとつでSmarter Cartのテストを行った。
このカートでは、ハンドルバーのあたりに『Windows 8』搭載タブレットが搭載されており、さらにUPCコードのスキャナーが付いている。Kinectが利用可能で、店内で客の後を追って自動で移動したり、客を先導して探している製品のところまで案内したりできる。
 Smarter CartはRFIDを使って商品を認識し、スマートカードの買い物リストを読みとりながら、音声認識をインターフェースにして商品を勧めることができる。さらにはレシピを提供したり、買い物を間違えたときに指摘することもできる(「ローファット・ヨーグルトが欲しかったのですか? ノーファットではなく?」)。
 Chaotic Moon社は4月1日から、複数のSmarter Cartを同時に動かすテストを同店で開始する。
 なお、Microsoft社はSmarter Cartの開発者について明らかにしていない。Chaotic Moon社とのつながりは、Wired.comが独自ルートで匿名情報源から得たものだ。