2011年8月2日火曜日

日産、住宅向け電源システム公開

日産自動車は2日、電気自動車(EV)「リーフ」の駆動用リチウムイオン電池から一般住宅に電力を供給するシステムを開発し、公開した。同システムは、小型化など改良を加えたうえで、2012年3月末までに発売する予定。発売時の価格については現段階では未定だが、渡部英朗執行役員「競争力のある価格にしたい」と低価格化を目指すことを強調した。

 同システムは、駐車中のリーフのバッテリーから「パワーコントロールシステム(PCS)」と呼ぶ電力制御装置を経由して、住宅の分電盤に直接、一般住宅に電力を供給するシステムだ。

 リーフは一般家庭であれば約2日間は使用できる24キロワット時の大容量電池を持つ。同システムを利用することで、太陽光や夜間電力で蓄積した電気を、停電時や昼間の電力が不足する時間帯に一般住宅で使うことができるようになる。

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