2011年8月30日火曜日

黒いメール106件…紳助さんの“忠誠”ぶり浮き彫りに



元タレントの島田紳助さん(55)が、引退のきっかけとなった暴力団関係者との106件に及ぶ“親密メール”を、30日発売の週刊朝日が報じた。元ボクシング世界王者で現在、恐喝未遂罪で実刑判決を受け最高裁に上告中の渡辺二郎被告(56)との、05年6月から2年間にわたるメール内容を全文入手したとし、指定暴力団山口組最高幹部のため、紳助さんが芸能イベントのチケット入手に奔走するなどのやりとりを詳報。紳助さんと暴力団との親密な関係が浮き彫りになった。

「すべて正直にしゃべる」会見に矛盾…直筆手紙に組幹部との写真

 23日の引退会見では「この程度で引退しなくてはならない」と語った紳助さんだが、メールから浮かび上がった山口組最高幹部との関係はまさに“ズブズブ”と言われても仕方ない内容だった。

 106通に及ぶ紳助さんと渡辺被告とのやりとりには、最高幹部に紳助さんが“忠誠”を尽くす様子が克明に記されていた。06年9月、渡辺被告は、最高幹部から依頼された吉本所属タレントのイベントチケットを紳助さんに頼み、紳助さんは入手のためにタレントに直接交渉し、前列の座席を確保していた。

 また、最高幹部が会長を務める暴力団ナンバー2の名前も登場するなど、最高幹部個人のみならず、組織との付き合いもうかがわせ、さらには最高幹部を「ぬかりなく接待」したり、と“この程度”という言葉では、収まらない蜜月ぶりがつづられている。

 同誌は、メールは渡辺被告の恐喝未遂事件の捜査過程で押収された渡辺被告の携帯電話の05年6月から07年6月までの送受信記録の全文を詳報している。時期的には、23日の紳助さんとの会見で吉本が明らかにした外部からもたらされたメールの情報と一致している。なお、紳助さんは現在、沖縄に滞在しているとの情報があるが、会見以降、姿を見せていない。


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